2010年2月16日火曜日

MVCとは?

 まず、ユーザーからのリクエスト情報を分析して動作を決定するコントローラが存在する。コントローラは、要求された内容に従い、実際に処理を担当するモデルに対して(漠然とした)指示を行う。具体的な処理は全てモデルに任せる事になる。

 次に、コントローラから指示を受けたモデルは、自分が担当する機能に関して必要な一切の処理を済ませ、その結果を保持する。モデルの役割は、演算やデータベース(またはファイルなど)の操作だけであり、担当以上の事は一切行わない。

 最後に、コントローラがビューに対して表示を指示する。その時、先ほどモデルが行った処理結果の情報がビューに渡される。ビューは、モデルの処理結果に応じた内容を表示するだけであり、担当以上の事は一切行わない。

 制御のコントローラ。演算・処理のモデル。表示のビュー。それぞれが、自分の専門分野に特化した構造で設計され、共有するデータ構造に一定のルールが設けられ、互いに干渉し合う事なく信頼し合うことで実現する仕組み。それがMVCである。

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